学習能力は人生や仕事において重要な要素です。
自分の学習能力を高める方法がわからないとお悩みの方はいませんか?
脳タイプを知って特性をいかし学習能力を高めることで、効率良く学べるようになります。
本記事は、脳タイプから考える自分の学習能力を高めるための方法とアプローチについてご紹介します。
1 脳タイプ
脳タイプとは人が情報を得る時に脳のどこを優先して使うかが違うといった特性にわけたものです。
人は、脳のどの機能区分を優先して使うか(頭頂葉→触覚、後頭葉→視覚、側頭葉→聴覚)によって情報の取り方が違います。
情報の取り方の違いが感覚・思考・行動に関連しており、学習能力を高める方法に違いがでます。
脳タイプは大まかに以下の3つのタイプに分けられ、特性がちがいます。
・触覚を司る頭頂葉を優先タイプ:触覚タイプ➡手タイプ
・視覚を司る後頭葉を優先タイプ:視覚タイプ➡目タイプ
・聴覚を司る側頭葉を優先タイプ:聴覚タイプ➡耳タイプ
脳タイプ別に以下のような感覚・思考・行動の特性があります。
|
手タイプ |
目タイプ |
耳タイプ |
感 覚 |
手触り においを重視 |
見た目デザインを重視 |
音・相手の話に耳を傾ける |
思考 |
人との つながり大事 |
スピード大事 |
順序・ 根拠が大事 |
行 動 |
ゆっくり |
せっかち |
じっくり 計画的 |
脳タイプはどれか一つに当てはまるといったものではありません。
当てはまるものが多いところがそのタイプの傾向と言えます。
自分の脳タイプを知ることで自分に合った学習能力の高め方のヒントが見つかりますよ。
2 各脳タイプ学習能力を高める方法とアプローチ
脳タイプの特性をいかすことで、自分の脳タイプに合った学習能力を高める方法がわかります。
手タイプ
触覚・嗅覚が敏感、楽しい、雰囲気が良いと感じられる、体を使う、みんなで一緒にといった要素を取り入れることがオススメです。
手や体を動かすことで情報を最も効果的に記憶します。
手で触れる実践・体験・実験などで学習することが得意です。
感覚や感情といったところに響くと集中力が高まります。
学習能力を高めるためには以下のような方法やアプローチが有効です。
・学習内容に関連する物や道具を使って学習(ex.料理→包丁、鍋、フライパンなどを使ってみる)
・学習内容を実際に行動に移してみる(ex.料理→材料を切る、炒める、焼くなどをやってみる)
実際に手や体を使うことで、効果的に学習能力を高められます。
目タイプ
視覚的情報からの認識が得意、早く成果を出したい、新しいことが好き、好奇心旺盛、目立ちたがり、ほめられることでモチベーションが維持できるといった要素を取り入れることがオススメです。
目で見ることで情報を最も効果的に記憶します。
文字・図表・写真・映像などの視覚的な素材を使って学習することが得意です。
美しい色や形などの視覚的な特徴に敏感です。
学習能力を高めるためには以下のような方法やアプローチが有効です。
・ノートを色分け、マーカーペンを使って重要な部分を強調
・YouTube、スライドショーなどの動画教材を活用
・成果を出せたらみんなの前で褒めてもらう
スピード感をもって行動・成果を出すことで、効果的に学習能力を高められます。
耳タイプ
音・声など聴覚から情報を取り入れることが得意、理論・意味・根拠がわかり戦略・計画を立ててものごとを進めるのが好きといった要素を取り入れることがオススメです。
耳で聞くことで情報を最も効果的に記憶します。
会話の言葉に納得がいく意味や根拠を求めます。
じっくり考え分析して計画を立て行動します。
学習能力を高めるためには、以下のような方法やアプローチが有効です。
・音声教材やポッドキャストなどを聞きながら学習
・講義やプレゼンテーションなどを聞きに行くor参加
・自分の中でじっくりと納得がいくまで考える
意味づけし納得して行動することで、効果的に学習能力を高められます。
それぞれの脳タイプには、学習に適した方法やアプローチがあります。
あなたにピッタリ合った方法がみつかることで、ストレスなく取り組めます。
自分の脳タイプを知り、自分の学習能力を高めるための方法とアプローチを活用
することで、より効率的で楽しい学習ができるようになりますよ。
まとめ
本記事は、脳タイプから考える自分の学習能力を高めるための方法とアプローチについてお伝えしました。
脳タイプの特性をいかすとストレスのない方法で自分と向き合えますね。
あなたもできそうなところから試してみてはいかがでしょうか。