毎日の忙しい生活の中でさまざまなストレスに直面しますね。
ストレスから解放され心の平穏を見つけるために、マインドフルネスというアプローチが注目されています。
自分のストレスに抵抗するのではなくあるがままに受けとめることで、ストレスを管理できます。
本記事は、マインドフルネスから考える自分のストレスマネジメントについてご紹介します。
1 マインドフルネスとは?
マインドフルネスは瞑想や瞑想の要素を取り入れた実践によって、現在の瞬間に意識を向け心の安定と自己理解を促すものです。
このとき過去の出来事や未来への懸念にとらわれず、ただ今この瞬間を受け入れることが重要です。
マインドフルネスを身に付けただ目の前の物事に集中する状態でいられるようになると、自分が感じた・考えたことをあるがままに見つめられます。
そうすると本来感じる必要のない不安やストレスから解放され、相手の考えをあるがままに受け入れられるようになります。
2 マインドフルネスを通じたストレスマネジメント
マインドフルネスは、ストレスの引き金となるものの受け取り方を変えてストレスを減らすために役立つ有効な方法です。
ストレスは適度な量なら活力や創造性を高める役割を果たします。
しかしストレスが過剰になると身体や心に悪影響を及ぼし、健康や幸福感を低下させる可能性があります。
そこで自分のストレスに抵抗するのではなくあるがままに受けとめることで、ストレスを管理できるようになります。
マインドフルネスを通じたストレスマネジメントは以下のようなものがあります。
① 仕事や学業のストレス
ex. 仕事や勉強の中で意識的に休憩→集中力を回復させる
ex.作業に取り掛かる前に目を閉じ出来る自分をイメージ→自己効力感アップ(きっとうまくいく・自分ならできると念じるor言葉にする)
仕事や学業のストレスに直面した場合、数分間の瞑想や呼吸法を取り入れることで集中力を高め、心のバランスを取り戻すことができる
② 関係性のストレス(パートナーや家族との問題など)
ex. コミュニケーションの際に相手の話に集中→受け入れる姿勢を持つ(相手の言葉を否定しない、評価しない)
ex. 自分の感情や反応に注意を払う→冷静な判断をする(いらだちを感じたらその感情をあるがままに受けとめる→私は腹を立てているなあと思う)
ex.深呼吸→ 感情を落ち着かせる(怒鳴らない、問いつめない)
自分の感情や思考を客観的に観察し受け入れることで、ストレスに対する柔軟な対応が可能となる
③ 健康や身体的なストレス(睡眠不足、疲労など)
ex. 寝る前に自分自身をケア→自分をねぎらう言葉をかける(よくがんばった、ありがとう)
ex. 日常の小さな瞬間にも意識を向ける→食事中に食べ物の味や香りに集中する(味噌汁がおいしい、良い香りの紅茶)
ex.体の痛みの部位に意識を向ける→痛みの感覚に敵対しない(痛みゼロにしようとしない)
自分の現在の状態やストレスの引き金になっていることに気づくことで、自身のストレス要因や反応を理解し穏やかでバランスの取れた生活を送ることができる
マインドフルネスを効果的に実践すると、8週間ほど経って脳内の海馬(記憶の司令塔)や偏桃体(ストレス反応に重要な役割)の構造や大きさが変わりストレスを感じにくい思考習慣が見につくと考えられています。
脳の変化を自ら感じ取ることは難しいです。
しかし感情の高ぶりがあった時、今感情が高ぶっていると気づけるといったことが習慣になれば、ストレスに強い体質に改善されたと言えますね。
自分のストレスに対して抵抗するのではなく受け止めることが大切です。
マインドフルネスは自分のストレスを管理するだけでなく、人生を豊かにすることにつながっていますね。
【マインドフルネスから考える】自分を大切にするための方法と意味についてはコチラから
【マインドフルネスから考える】人生の質を高めるためのマインドフルネスの実践とはについてはコチラから
まとめ
本記事は、マインドフルネスから考える自分のストレスマネジメントについてお伝えしました。
適度なストレスは自分の成長につながり人生を豊かにするために必要ですね。
ストレスと上手に付き合って幸せな日々を過ごしましょう。